こんにちは!でっくんです。このたび、ORACLE Java Silver(1Z0-815)に1発合格することができました!
この記事では、Java Silverをこれから受験する方向けに、勉強方法や資格取得のメリットなどを書いていきます。
ORACLE Java Silverとは?
ORACLE Java Silverとは、ORACLE社が主催する資格で、Javaプログラミング言語を使用した基本的なプログラミングスキルを証明する資格となります。
ORACLE Java Silver取得のメリット
本資格を取得するメリットは Javaの基礎を体系的に理解できる 点にあると考えています。
Javaは、2024年時点で開発の30.3%を占めており、高いシェア率があります。
私の参画しているプロジェクトでもJavaの比率は高く、Javaの知識があることを証明できれば、多くの案件に参画するチャンスが生まれるはずです。
また、プロジェクトの多くは、Javaを使用したSpringやJavaEEなどのフレームワークを採用してシステム開発をしていますが、どのフレームワークも Javaの基礎を発展させてより開発効率を高めるため に開発されたものです。
そのため、Java Silverの学習をしてJavaの基礎を習得することにより、どのようなフレームワークにも対応しやすくなると思います。
試験概要
Java Silverの試験概要は以下のとおりになります。
試験時間 | 180分 |
---|---|
問題数 | 80問 |
合格ライン | 63% |
受験料 | 37,730円(税込) |
受験方法 | ピアソンVUEテストセンターまたはオンラインの監督付き試験 |
有効期限がなく失効することはありません。Bronze資格を持っていなくても受験できます。
ただし、受験料が約4万円近く取られることになるので、なんとしても1発合格したいところですね。
受験料が円安の影響でえらい高くなっています。2回目の受験になろうものなら総額8万近く取られることになるので、なんとしても1発合格したいところです。
下記のオンラインチケットからであれば、2000円お安く受験することができます。
少しでも受験料を抑えたい方はこちらからどうぞ。
筆者の業務レベル
筆者の業務レベルは以下のとおりです。
システムエンジニアとしてのキャリア | 11年目 |
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保有資格 | 基本情報、応用情報など |
Javaのプログラミング経験 | ほぼ1年 |
Javaのプログラミング経験はほとんどなく、static変数とインスタンス変数の違いもよくわからないレベルでした。
難易度
人によると思いますが、私は難しく感じました。(基本情報と同等くらいでしょうか)
難しいと考えた理由は問題形式にあります。例題を見てみましょう。
次のコードを実行したときに、出力される結果は何ですか?
public class Test { public static void main(String[] args) { int[] numbers = {1, 2, 3}; System.out.println(getElement(numbers, 3)); }
public static int getElement(int[] array, int index) {
return array[index];
}
}
- 1
- 2
- 3
- 実行時エラーが発生する
- コンパイルエラーとなる
如何でしょうか? 私が難しいと感じた理由は以下です。
暗記で解ける問題が少ない
例題のようにコードの穴から正しい結果を導き出す問題が多いため、クイズのような暗記のみで乗り切れる問題が少ないです。
コードを正確にトレースする必要がある
例題では、ソースコードの量が少ないためトレースは容易ですが、実際の試験だとこの2倍、3倍のコードがある問題が出題されることもあります。
ソースコードを1行1行読みながら問題を解く必要があるため、ケアレスミスも多発する仕掛けになっています。
コンパイルエラーと実行時エラーの違いに苦労
Java初心者の私としては、「コンパイルエラー」と「実行時エラー」の違いを理解することが難しいと感じました。
結論として、ソースコードをあまり見たことがない方には、難しいと感じる試験かもしれません。
勉強方法
私が勉強で使用した教材はオラクル認定資格教科書(通称紫本)と問題集(黒本)になります。
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11(試験番号1Z0-815) (EXAMPRESS) [ 山本 道子 ]
Java SE 11 Silver問題集〈1Z0-815〉対応 試験番号1Z0-815/志賀澄人/ソキウス・ジャパン【3000円以上送料無料】
勉強方法としては、紫本で全体像を理解してから、黒本の問題集を通して詳細をつめていくのが良いと思います。
紫本の特徴
勉強を始める時は、まず紫本で学習することをおススメします。
以下は紫本の目次です。各章でテーマごとに分かりやすい説明があり、模擬試験が二つついています。この本を読めば、Java Silverの全体像をつかめるでしょう。
Chapter 1 Javaプログラミング基礎
Chapter 2 変数と配列
Chapter 3 演算子と分岐文
Chapter 4 繰り返し文と繰り返し制御文
Chapter 5 クラス定義とオブジェクトの生成・使用
Chapter 6 継承とポリモフィズム
Chapter 7 例外処理
Chapter 8 モジュール・システム
模擬試験1
模擬試験2
内容も以下のような感じで文字が大きく図が多用されているので、理解がしやすい良書だと思います。
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11(試験番号1Z0-815) (EXAMPRESS) [ 山本 道子 ]
黒本の特徴
次に、黒本の問題集で実際の試験に向けた練習をしていきます。
以下は黒本の目次です。各章でテーマごとに分かりやすい説明があり、模擬試験が二つついています。この本を読めば、Java Silverの全体像をつかめるでしょう。
第01章簡単なJavaプログラムの作成
第02章Javaの基本データ型と文字列操作
第03章演算子と判定構造
第04章制御構造
第05章配列の操作
第06章インスタンスとメソッド
第07章クラスの継承、インタフェース、抽象クラス
第08章関数型インタフェース、ラムダ式
第09章API
第10章例外処理
第11章モジュールシステム
第12章総仕上げ問題1
第13章総仕上げ問題2
黒本の良いところは、実際の試験にかなり近い問題が収録されている点だと思います。解説も丁寧なので、紫本だけでは得られなかった考え方も得ることができます。
黒本の総仕上げ問題で、8割取れるようになれば、試験対策は万全と言えます。自信をもって高額な受験料を払いましょう。
Java SE 11 Silver問題集〈1Z0-815〉対応 試験番号1Z0-815/志賀澄人/ソキウス・ジャパン【3000円以上送料無料】
試験当日のこと
私はピアソンVUEのテストセンターで受験したのですが、当日受験して感じたことを書いていきます。
序盤に難易度の高い問題が集中
Oracle社の試験全般に言えることですが、全体80問のうち、序盤10問に難しい問題が集中していました。問題を解く際は、難しい問題は回答を保留して、解ける問題を優先して解くことをおススメします。
テストセンターで受付を済ませると、荷物を没収される
テストセンターで受験では、受付と同時に荷物をロッカーに預けるように言われました。試験開始直前まで参考書で勉強しようと考えていると、少し不本意な思いをします。
テストセンターで受験する場合は直前の勉強に思い残すことがなくなってから受付することをおススメします。
結果は速攻で分かる
テストセンターの試験のため、試験終了と同時に結果が分かります。結果待ちのストレスがなくて良いです。
また、Oracle公式からの認定証も受験してから24時間程で発行されます。何もかもスピーディで嬉しかったです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はOracle JavaSilverに一発合格した合格体験記を書いてみました。
今後受験する方の参考になれば幸いです!では!