こんにちは!でっくんです。このたび、ORACLE MASTER Gold DBA 2019(1Z0-083)に1発合格することができました!
↑認定証
↑合格レポート
勉強期間は2か月、120時間程でした。会社から報奨金が出る資格なので、合格できて嬉しいです。
この記事では、これからORACLE MASTER Gold DBA 2019に合格するコツや勉強方法を伝えられたらなと思っています。
・ORACLE Gold DBA の受験を検討している
・ORACLE Gold DBA に合格するための勉強方法が知りたい
・ORACLE Gold DBA の勉強時間や難易度が知りたい
ORACLE MASTER Gold DBA 2019とは
バックアップ・リカバリやマルチテナント 環境の構成・管理、インストールなどの技術要素を理解するデータベース管理者 として、状況に応じた⼿法の提案や助⾔を⾏うスキルがあることを証明する Oracle Database 19c に対応した資格です。
ORACLE Gold DBAを取得するメリット
本資格を取得するメリットは、Oracleのアーキテクチャが体系的に理解できるようになることです。また、Oracle Silverよりも、より深く、広範囲な知識が必要となります。
OracleはDBMSのシェアでは長年シェアがNo.1にとなっており、Oracleを使用している案件も非常に多いので、転職の時にも高評価になるのではないかと思います。
また、実用的な知識も身に付くので、学んだことは業務に役立てることができます。勉強して損のない資格です。
試験概要
ORACLE MASTER Gold DBA 2019の試験概要は以下のとおりです。(2023年10月時点)
試験時間 | 120分 |
---|---|
問題数 | 68問 |
合格ライン | 57% |
受験料 | 37,730 円 |
受験方法 | ピアソンVUEテストセンターまたはオンラインでの監督付き試験 |
有効期限がなく失効することはありません。ただ、前提資格として、ORACLE MASTER Silver DBA 2019 の資格を保有している必要があります。
ORACLE MASTER Silver DBA 2019受験時の合格体験記もありますので、こちらも参考にどうぞ。
受験料が円安の影響でえらい高くなっています。2回目の受験になろうものなら総額8万近く取られることになるので、なんとしても1発合格したいところです。
下記のオンラインチケットからであれば、2000円お安く受験することができます。
少しでも受験料を抑えたい方はこちらからどうぞ。
筆者の基本スペック
次に、私の受験前のスペックはこんな感じです。
・システムエンジニアとしてのキャリア9年目
・基本情報技術者/応用情報技術者を保持
・Oracleの業務経験は5年ほど。
・ORACLE Silver DBA DBAの資格を保有。
ORACLE Silver DBAは、2023年1月に取得していたので、それから8ヶ月ほど時間が空いての受験でした。
難易度
難易度ですが、基本情報技術者試験よりやや難しく、応用情報技術者試験よりは、簡単であると認識してもらえれば妥当かと思います。
また、ORACLE Silver DBA との難易度の違いですが、大きく難易度が上がっているようには思いませんでした。合格に必要な知識の範囲は広がるものの、時間をかけてSilver DBAと同じように試験対策をすれば、合格できると思います。
勉強時間
勉強期間は約2か月、120時間勉強して合格しました。後で解説しますが、勉強方法はざっくり以下の手順です。これをやれば誰でも合格できます。
- 黒本の内容を暗記する
- YoutubeのOracle公式の試験対策ポイント解説セミナーで理解度チェック
勉強のコツ
ここから、具体的に勉強方法を解説していきます。基本的には黒本をやりこめば合格ラインには到達できます。
黒本で基礎を抑える(118時間)
まずは黒本で基礎を抑えます。試験対策はこの1冊で十分でした。
試験範囲が余すところなく網羅されているので、おススメです。この本の内容を暗記できれば、必ず合格できます。
巻末に模擬試験がついているのですが、模擬試験の内容も本番と同程度の難易度で、非常に参考になりました。
私は黒本を10周して重要箇所を暗記する方法を取りました。次に、黒本の使用方法を解説します。
1周目:黒本をざっくり読み
1周目の目的は、全体像を把握すること。浅く広く知識を入れていく作業になります。
黒本は800ページ近くあって、覚えるのが大変です。1周目ではざっくり理解できれば良いです。また、2周目以降に備えてチェックペンを用いるのも効果的です。
私は太字の箇所は漏れなくチェックペンを引いて、2周目以降に暗記できるようにしました。
↑太字などの重要キーワードはチェックペンを用いて暗記した
また、章ごとに確認問題があるのですが、近くに答えがあって、問題を解いている途中で答えが見えてしまうことがあります。2周目以降に備えて、答えも塗りつぶしましょう。
↑問題と答えが近くにあるので、塗りつぶしておくと良い
2周~5週目: 黒本を精読
1周目で準備が整ったので、2周目からは黒本を精読していきます。1周目でチェックペンを引いた箇所を下敷きで隠しながら読んでいきます。
また、本書では、各章ごとに練習問題が用意されています。勉強のポイントとして、練習問題を解いた後、正解の理由が分かるところまで、やりこむことが大切です。
私は、10週もしたので、解説の内容も最後の方は理解できるようになっていました。
なので、正解したとしても、解説を確認して、想定した理由で正解しているか確認するようにした方が良いと思います。
また、Oracleデータベースには様々な機能が実装されています。その機能が、どんな目的、思想で作られているのか?ということを理解するようにしましょう。
模試の問題を解く
各章ごとの練習問題をやりこんだら、巻末の模試(85問)を解きます。7割程取れるようになっていれば、合格は近いと思います。
6周~10週目:苦手単元の克服
6周目は苦手単元の克服になります。理解が深まっている箇所は読み飛ばしでOKです。
私は以下の単元が特に苦手だったので、重点的に読み込みました。
- 11章 様々な障害のリカバリ
- 13章 フラッシュバックテクノロジーの利用
- 14章 フラッシュバックデータベースの利用
- 29章 CDBおよびPDBの管理
- 34章 アプリケーションPDBの管理
各単元の苦手分野が克服できれば受験する準備は整っていると思います。
oracle 試験対策セミナーで実力確認(2時間)
黒本で一通り勉強したら、YoutubeでOracle公式の試験対策セミナーを視聴してみましょう。
投稿から数年経っていますが、本番に近い例題が出題されます。ここで7割解ければ、合格は目の前です。
本番受験時の注意点
私はピアソンVUEのテストセンターで受験したのですが、当日受験して感じたことを書いていきます。
問題は複数選択が中心
本番試験は、複数選択の問題が多く出題されていました。体感6割程度です。
ですが、消去法で絞れる問題が多く、重箱の隅をつつくような問題はありませんでした。
テストセンターで受付を済ませると、荷物を没収される
テストセンターで受験では、受付と同時に荷物をロッカーに預けるように言われました。試験開始直前まで参考書で勉強しようと考えていると、少し不本意な思いをします。
テストセンターで受験する場合は直前の勉強に思い残すことがなくなってから受付することをおススメします。
結果は速攻で分かる
テストセンターの試験のため、試験終了と同時に結果が分かります。結果待ちのストレスがなくて良いです。
また、Oracle公式からの認定証も受験してから24時間程で発行されます。何もかもスピーディで嬉しかったです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はORACLE MASTER Gold DBA 2019に一発合格した合格体験記を書いてみました。
ORACLE MASTER Silver DBA と比較しても、難易度はそこまで高くないので、Silverの知識から、黒本の内容を上乗せできれば、問題なく合格できます。
また、黒本以外に教材を買う必要もないと思います。
- 黒本で基礎を抑える
- oracle 試験対策セミナーで実力確認
今後受験する方の参考になれば幸いです!では!