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マイナンバーカードが保険証として利用できるようになるのはご存知でしょうか?
マイナンバーカードを保険証として利用するためには、事前に申請が必要です。
現在使っている保険証は、そのまま利用できるので、必ず申請しなくてはならないというわけではありません。また申請してもこれまで通り保険証も使えます。
今回の記事では、マイナンバーカードを保険証として利用することで得られるメリットをご紹介していきます。
マイナンバーカードを保険証として利用するメリット
健康保険証としてずっと使える
<今まで>
- 結婚や転職などで保険証が変わると、新しい保険証が手元に届くまでに数週間~1ヶ月程度かかる
- 保険証発行中に医療機関にかかると、いったん全額自己負担
保険証が届けば、払いすぎたお金を返してもらえるが、手続きが面倒
<マイナンバーカードが保険証になると…>
- 保険証の発行を待つ必要がない!
- 医療機関で一時的に余分に医療費を払う必要がない!
手続きが必要です。医療保険者への加入届け出はこれまで通り必須です!
限度額以上の一時支払いが不要
<今まで>
- 高額療養費制度を受けるには事前に申請が必要
- 限度額適用認定証が届くまでに2~3か月かかる
事故などで大ケガをした場合、自分の上限額以上の医療費を一時的に支払うことも…
<マイナンバーカードが保険証になると…>
- 高額療養費制度の事前申請が不要
医療費を支払いすぎることがない!
所得金額に応じて、月額の医療費の上限が決まる制度のこと。
自分の医療情報が確認できる
<今まで>
- 飲んでいるお薬の情報は、おくすり手帳で記録する
- 特定健診の結果は自分で管理する
自分の飲んでいるお薬の名前を忘れてしまったり、特定健診の結果を無くしてしまうことも…
<マイナンバーカードが保険証になると…>
- マイナポータルから、お薬の情報や健康診断の結果、医療費をいつでもどこでも確認できる(2021/10~)
子育てや介護をはじめとする行政手続の検索やオンライン申請がワンストップでできたり、行政からのお知らせを受け取ることができる自分専用サイトのこと
質の高い医療を受けられる
<今まで>
- 初めての医療機関を受診する際は、自分の病歴や飲んでいるお薬を一から話す必要がある
患者さんによっては、自分の病状や飲んでいるお薬をお医者さんに正確に説明できないことも…
<マイナンバーカードが保険証になると…>
- 患者さんの同意があれば、初めての医療機関でも過去使用した薬や特定健診のデータが連携され、医師が正確に病状を把握したうえで治療できる
- 災害時は、患者さん本人の同意がなくても、その患者さんの医療情報を医師が確認することができる
患者さんご自身でマイナンバーカードを医療機関の受付でカードリーダーにかざすだけです。医療機関の人にマイナンバー(12桁の番号)を知られることはありません。マイナンバーカードについているICチップで医療情報を確認します。
確定申告の手続きが簡単になる
<今まで>
- 病院や薬局の領収書を保管しておいて、確定申告の際に申請する
医療費を申告し忘れてしまうことも…
<マイナンバーカードが保険証になると…>
- 医療費の領収書を管理しなくても、マイナポータルから医療費を確認できる(2021年10月~)
- マイナポータルからe-Taxに連携し、確定申告が簡単に
いつから利用できるようになるの?
内閣府・総務省・厚生労働省の発表では、下記のような予定でサービスが順次受けられるようになると言われていました。
2021年3月~
- 医療機関・薬局などで、順次マイナンバーカードの健康保険証利用が可能に
- マイナポータルで、順次特定診断情報の閲覧が可能に
2021年10月(予定)~
- マイナポータルで、薬剤情報・医療費情報の閲覧が可能に
2021年分所得税の確定申告(予定)~
- 確定申告における医療費控除の手続きで、マイナポータルを通じて医療費情報を自動入力することが可能に
ただ、みなさんご存知のとおり、2021年3月時点で、マイナンバーカードの保険証利用は遅れているのが実態です。(参考:マイナンバーカードの保険証本格運用、トラブルで先送り)
最近の発表ですと、マイナンバーカードが保険証として使えるのは、2021/10~という記事もありました。(参考:マイナンバーカード保険証の本格運用を延期 遅くとも10月までに開始)
医療機関で、顔認証付きカードリーダーの設備が整うまでは、マイナンバーカードだけでなく保険証も必ず持っていたほうがいいでしょう。
マイナポータルで医療情報が閲覧できるようになるのも、後倒しになる可能性が高そうですね……
当面の間は、おくすり手帳の管理や医療費の領収書の保管は、これまでどおり行ったほうが良さそうです!!
利用申し込みはどうやってするの?
マイナポータルから利用を申し込む
PCやスマホを使ってマイナポータルから申し込むことができます。(PCで申請する場合、ICカードリーダが必要です)
私はスマホから利用申し込みしましたが、思ったよりも簡単にできました。
医療機関から利用を申し込む
マイナンバーカード受付に対応している医療機関からも申し込むことができます。
PCやスマホは苦手という方には、こちらのやり方がおススメですね。
まとめ
マイナンバーカードを保険証として利用できるようになると、
- 健康保険証としてずっと使える
- 限度額以上の一時支払いが不要
- 自分の医療情報が確認できる
- 質の高い医療が受けられる
- 確定申告の申告が簡単になる
などたくさんの恩恵がありましたね。
まだまだ始まったばかりの制度なので、実際に使ったことはないのですが、うまく制度が運用できるようになれば、とても便利なシステムだと思います。
私は調剤薬局の事務員として働いているのですが、患者さんの中にはおくすり手帳を忘れてしまったために、お薬の飲み合わせをチェックできず困ってしまう方もいます。また、新しい医療機関にかかるたびに、自分の症状を説明するのも患者さんにとっては負担になりますよね。
マイナンバーカードから医療情報や薬剤情報もみることができるようになれば、こういった不便も解消されるので、患者さんにとっても医療機関にとっても嬉しいシステムだなと思いました。
マイナンバーカードは確定申告にも使えるの便利です!