このたび、AWS SAA(AWSソリューションアーキテクト・アソシエイト)に1発合格することができました!
得点は796点でした。合格ラインは720点なので、少し余裕を持っての合格ですかね。
勉強期間は4か月、80時間程でした。会社から報奨金が出る資格なので、合格できて嬉しいです。
この記事では、AWS SAAに合格するコツや勉強方法を伝えられたらなと思います。
・AWS SAAの受験を検討している
・AWS SAAに合格するための勉強方法が知りたい
・AWS SAAの勉強時間や難易度が知りたい
AWS SAAとは
AWS SAA(AWSソリューションアーキテクト・アソシエイト)は、AWSの全12資格のうち、AWS中級者向けの試験です。
AWSの資格体系には以下の体系があり、AWS SAAはアソシエイトレベルの試験にあたります。
ざっくり言うと、AWSサービスを使用したサービスで1年設計したレベルの能力の証明になります。
取得するメリットは、AWS案件に参画しやすくなることだと思います。
また、クラウド技術はトレンド技術でもあるので、取得しておいて損のない資格です。
AWS SAAの試験概要
AWS SAAの試験概要は以下のとおりです。
試験時間 | 130分 |
---|---|
問題数 | 65問 |
受験料 | 15,000円 |
受験方法 | ピアソンVUE および PSI、テストセンター またはオンラインでの監督付き試験 |
合格ライン | 720/1000点以上 ※約75%取れば合格できます |
上記から抑えておくべきポイントは、以下です。
・1問あたり2分程度で解かないといけないため、1問に割ける時間が短いこと
・2時間以上の長時間にわたる試験であること
問題文も長文で設問も紛らわしいものがあるため、集中力が必要です。また、受験料も高いので1発で合格したいところですね。
筆者の基本スペック
ちなみに受験した時の筆者のスペックはこんな感じです。
・システムエンジニアとしてのキャリア9年目
・基本情報技術者/応用情報技術者を保持
・AWSの業務経験なし
システムエンジニアとしてキャリアは積んでいますが、AWSの勉強を始めた時には、AWSの知識はほぼ0でした。
S3とEC2が何かが辛うじて分かるかどうか・・・というレベルです。
AWS SAAの難易度
次に、AWS SAAの難易度ですが、基本情報技術者試験と同じぐらいと考えてもらえれば良いかと思います。
合格するためには、「関係データベース」「サブネットマスク」「TCP/IP」といった、基本情報レベルの知識は必須です。
上記で出てきた単語の意味が分からない段階でしたら一つ下のAWS CLF(AWSクラウドプラクティショナー)から受験するのがおススメです。
勉強時間
勉強期間は約4か月、80時間程勉強して合格しました。
後で解説しますが、勉強方法はざっくり以下の3つの手順です。これをやれば誰でも合格できます。
- 黒本でクラウドの基礎を抑える
- Udemyで手を動かしながら細かい知識を身に着ける
- 問題集をひたすらときまくる
こちらの記事ではネットで公開されている50本の合格体験記を分析し、平均勉強時間や人気教材を集計しています。よろしければどうぞ!
勉強のコツ
ここからは、AWS SAAに合格するための勉強方法を具体的に解説していきます。
①黒本で基礎を抑える(10時間)
私はまず、AWSの全体像を把握するために黒本を購入しました。
この本にはAWSのサービス(S3、EC2、Lamdaなど)の基礎知識が分かりやすく書いてあります。キーワードとなる箇所は、チェックペンを用いて暗記しました。
②Udemyで手を動かしながら、細かい知識を身に付ける(40時間)
黒本を1周した後は、Udemyの下記AWS SAA対策講座を受講しました。
※Udemyって何?と思った方は下記の記事も参考にしてみてください。
AWS SAA試験の対策をするにあたり、重要なことは「手を動かしてAWSサービスの詳細を理解する」ことです。
AWSのアカウントを登録すると1年の間、EC2やS3といったAWSサービスを一定の使用量であれば無料で使用することができます。
AWS SAAを受験する上でも、この「無料枠」を使用してAWSサービスを実際に使用することで、問題文の内容も頭に入って来やすくなります。
上記で紹介した講座は、実際に講師と手を動かしながらAWSサービスを学べるため、より深くAWSサービスを理解できます。
上記の講座は、全部で46.5時間の授業で、AWS SAA試験の全範囲を完全網羅しており、内容を全て理解できれば必ず試験に合格できます。
また、3回分の模擬試験がついているので、実力診断も可能です。
セール時を狙って購入すると、2000円以内で購入できます!本当におススメです!
③問題集をひたすらときまくる(30時間)
黒本とUdemyで基礎知識をつけた後は、問題に慣れる作業に入ります。
紹介した下記の講座に模擬試験が3回分ついているので、それを解きます。
問題集を解くコツは2点あります。
- 苦手分野を見つけて克服する
- 問題形式に慣れる
苦手分野を見つけて克服する
問題集を解くときは「苦手分野を見つけて克服する」ことを意識しましょう。
間違えた問題は、なぜその答えになるのかを理解した上で次に進むようにしていました。
また、間違えた問題のAWSサービスの講座は何度も見返して、知識が漏れないようにしました。
問題形式に慣れる
また、問題形式に慣れることも大切です。Udemyの模擬試験は、本番試験同様に130分を測ってくれるので、問題を解くスピード感も身に付けると良いと思います。
他に使用した問題集:①Udemyの模擬試験6回分の問題集
また、私は3回の模擬試験だけでは不安だったので、模擬試験6回分の問題集も購入しました。
こちらの問題の難易度は本試験より高難易度になっています。だいたい65%程度とれれば、合格できる水準になっていると思います。
他に使用した問題集:②WEBの無料問題集
また、WEBの無料問題集もおススメです。
上記の無料問題集は、通勤時に解いて力を付けました。
所々、回答が誤っていたり、解説が怪しい問題があるため、参考程度に解くのが良いと思います。
模擬試験の得点推移
余談になりますが、上で挙げた模擬試験の得点推移を掲載します。改めて見直すと、模擬試験で合格基準に達したのは1回だけですね。
本試験を受験する時の目安になればと思います。
【2022年版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
【2022年版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
模擬試験① | 63% 不合格 (72%以上で合格) |
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模擬試験② | 70% 不合格 (72%以上で合格) |
模擬試験③ | ー ※解いていない |
【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
模擬試験① | 73% 合格 (72%以上で合格) |
---|---|
模擬試験② | 69% 不合格 (72%以上で合格) |
模擬試験③ | 61% 不合格 (72%以上で合格) |
模擬試験④ | ー ※解いていない |
模擬試験⑤ | ー ※解いていない |
模擬試験⑥ | ー ※解いていない |
本番受験時の注意点
私はピアソンVUEのテストセンターで受験したのですが、本番で戸惑ったことありましたので、最後にいくつか書きたいと思います。
序盤に難しい問題が出ても焦らない
AWS SAAの試験では、序盤の10問程は、難しい問題が出てきます。文章量も多くてめっちゃ焦ります。
予想以上に難しい問題だったため、時間を沢山使ってしまいました。問題を解き進めるにつれて難易度が下がっていく印象でした。
他の合格体験記にも似たようなことが書いてありました。
なので、序盤で難しい問題が出た時は、一旦仮で回答して次の問題移った方が良いと思います。
途中退出せず、時間は目一杯つかって見直しをしよう
試験本番時、私は100分で65問解き終わったため、残りの30分を見直しにあてました。
序盤にパニックになって回答した問題も後から見直すと、冷静に回答することができたりします。理想は65問全部見直しできると良いですね。
テストセンターで受付を済ませると、荷物を没収される
私は、テストセンターで受験したのですが、受付と同時に荷物をロッカーに預けるように言われました。
試験開始直前まで参考書で勉強しようと思っていたので、少し不本意で。。。
テストセンターで受験する場合は直前の勉強に思い残すことがなくなってから受付することをおススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はAWSSAA(AWSソリューションアーキテクト・アソシエイト)に一発合格した合格体験記を書いてみました。
難易度もそこまで高くないので、序盤に述べた以下の勉強方法を実践すれば、必ず合格できる試験だと思います。
- 黒本でクラウドの基礎を抑える
- Udemyで手を動かしながら細かい知識を身に着ける
- 問題集をひたすらときまくる
今後受験する方の参考になれば幸いです!では!