書評

【書評】嫌われる勇気 を読んだ感想と解説

こんにちは。旦那のでっくんです。今回は私の大好きな本「嫌われる勇気」を紹介します。

「嫌われる勇気」は、数年前にはやった「アドラー心理学」をわかりやすく書いた本です。

世界累計500万部以上売りあげている大ベストセラーです。

この本を読めば、複雑で生きるのが大変だと思っていた世界が、驚くほどシンプルな形で見えてくるはずです。

複雑な悩み事も、シンプルな世界をとりもどすことで、一気に解決できます。

でっくん
でっくん
最初はうさん臭いと思っていましたけど、中身の濃い本でした!

こんな人におススメ

「嫌われる勇気」はこんな人におすすめです。

・人間関係に疲れた人

・生きている意味がわからなくなった人

仕事でも学校でも、他人とのコミュニケーションに悩むことって多いですよね。

私はシステムエンジニアとして働いているのですが、仕事の性質上、上司や部下が変わりやすいんです。

プロジェクトが変わるたびに一緒に働く人も変わって、前のプロジェクトでは評価されていた言動が新しいプロジェクトでは評価されなかったりします。

私は、そんな経験から、仕事では、一緒に働く人が変わるたびに、自分仕事を評価してもらえるか、ということばかり考えて生きていました。

人の顔色を窺いながら生きるのってすごいストレスでした。

悩みが多かった私ですが、この本を読んで、今までの悩みを解消することができました。

私と同じように、仕事に悩んでいる人、学校での人付き合いに疲れてしまった人、自分の生きている意味を見出せなくなってしまった人に是非おすすめしたい一冊です。

 

「嫌われる勇気」の内容

ここからは「嫌われる勇気」の内容を解説していきます。

「嫌われる勇気」では現状を変えるためには

①個人の抱えているトラウマの否定し
②今を真剣に生きること

をすべきと説き、この2点を軸に話が進んでいきます。概要を図にしてみました。

①トラウマの否定
②今を真剣に生きる

トラウマの否定

アドラー心理学では、現状に悩みを抱えている人に「トラウマを否定すること」を推奨しています。

仕事や恋愛でも、過去の経験がトラウマで踏み出せないことってありますよね。

私の場合は、過去に仕事で失敗したり、怒られたりするとその経験がトラウマになってしまって上司や同僚とうまくコミュニケーションがとれなくなってしまうことがありました。

自信をなくして、消極的になってしまっていたのです。

アドラー心理学では、そのような過去の経験にとらわれた行動を否定し、今自分にできることを精一杯やるべきと主張します。

今を一生懸命生きることが、未来へつながるとの考えですね。

でっくん
でっくん
トラウマを否定することで、仕事に前向きに取り組むことができるようになりました!

今を真剣に生きる

アドラー心理学では、過去にとらわれず、今を真剣に生きるべきだと主張しています。

でも、「今を真剣に生きる」って漠然としていますよね。

心が満たされる人生にするには、どう「今を真剣に生きる」べきか・・・

アドラーは「今を真剣に生きる」ためのヒントとして、以下の3つを挙げています。

①他者貢献
②課題の切り捨て
③自信を持つ

順に解説していきます。

今を真剣に生きるために必要な3つのこと

他者貢献

アドラー心理学では、自分の存在価値を実感するには、「自分は他の人の役にたっているんだ!」という感覚が大切だと説きます。そして、他者貢献は上司や同僚から評価されることを目的にしないことが大事なのだそうです。

私も仕事をしていて、「プロジェクトの役に立っている!」と実感した時はモチベーションが上がりますし、仕事の対する不安もなくなると感じます。

「自分は人の役に立っている!」という感覚は人生を充実させる上で大切なポイントだと思いました。

課題の切り捨て

そして、課題の切り捨て。この本で私が最も感銘を受け、目からうろこだった話です。すごく説明が難しいので、是非本を読んでみてください。

アドラー心理学では、人が抱えるすべての悩みは対人関係が原因であると考えます。そのために必要な考え方が、「課題の切り捨て」になります。「課題の切り捨て」は、他者の課題と自分の課題を見極めて、自分の課題の解決のみに全力になることです。

「課題の切り捨て」るためには承認欲求を捨てることが大切だとアドラーは言います。

例えば、上司に評価されるために仕事をするようなことは、「課題の切り捨て」の考えに反しています。上司の評価を私が左右することはできないからです。

でっくん
でっくん
人の目を気にせず、自分にできることを一生懸命やるべし!ということですね!

自信を持つ

最後に人生を豊かにするためには、「自信を持つ」ことが大切なのだそうです。他人からなんと言われようとも、「自分は他の人の役に立っている!」と考えて生きることが大切なのだそうです。

人の考えや意見に流されすぎないことが大切のようです。

人の意見に流されやすい私・・・。アドラーさん、とってもためになりました・・・。

まとめ

本を手に取る前はうさんくさいなあ・・・と思っていましたが、大ベストセラーになるのも納得の内容でした。

実際、「トラウマの否定」「課題の切り捨て」「他者貢献」「自信を持つ」といった考え方を学んだことで、今までの悩みがだいぶ解消されました。

人間関係や、人生に悩んでいる方には是非手にとっていただきたいです!

総合満足度: (5/5)

ABOUT ME
でっくん
でっくん
神奈川県で生まれ育った30代。 鳩サブレとシウマイが大好きです。 横浜ベイスターズの優勝を見届けるのが夢です。