こんにちは!でっくんです。このたび、ORACLE MASTER Silver DBA 2019(1Z0-082)に1発合格することができました!
↑認定証
↑合格レポート
勉強期間は3か月、47時間程でした。会社から報奨金が出る資格なので、合格できて嬉しいです。
この記事では、これからORACLE MASTER Silver DBA 2019に合格するコツや勉強方法を伝えられたらなと思っています。
・ORACLE Silver DBA の受験を検討している
・ORACLE Silver DBA に合格するための勉強方法が知りたい
・ORACLE Silver DBA の勉強時間や難易度が知りたい
ORACLE MASTER Silver DBA 2019とは
ORACLE MASTER Silver DBA 2019は、ORACLE運用担当者を対象にしています。OracleDatabaseの運用管理に関するスキルと基本的な SQL のスキルを証明する資格です。Oracle Database 12c から 19c に対応したものです。
ORACLE Silver DBAを取得するメリット
本資格を取得するメリットは、Oracleのアーキテクチャが体系的に理解できるようになることです。
OracleはDBMSのシェアでは長年シェアがNo.1にとなっており、Oracleを使用している案件も非常に多いので、転職の時にも高評価になるのではないかと思います。
また、実用的な知識も身に付くので、学んだことは業務に役立てることができます。勉強して損のない資格です。
試験概要
ORACLE MASTER Silver DBA 2019の試験概要は以下のとおりです。(2023年1月時点)
試験時間 | 120分 |
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問題数 | 72問 |
合格ライン | 60% |
受験料 | 37,730 円 |
受験方法 | ピアソンVUEテストセンターまたはオンラインでの監督付き試験 |
有効期限がなく失効することはありません。また、Bronze資格を保有していなくても受験できます。
受験料が円安の影響でえらい高くなっています。2回目の受験になろうものなら総額8万近く取られることになるので、なんとしても1発合格したいところです。
下記のオンラインチケットからであれば、2000円お安く受験することができます。
少しでも受験料を抑えたい方はこちらからどうぞ。
筆者の基本スペック
次に、私の受験前のスペックはこんな感じです。
・システムエンジニアとしてのキャリア9年目
・基本情報技術者/応用情報技術者を保持
・Oracleの業務経験は5年ほど。
SQLは毎日のように、触っていたので知識はありました。また、不合格にはなったものの、データベーススペシャリスト試験の受験経験があり、予備知識はある状態でした。
※その後、Oracle Gold DBAも取得したので併せてどうぞ!
難易度
難易度ですが、基本情報技術者試験よりやや簡単な試験と考えてもらえれば良いかと思います。
ただ、「データベースって何?」という方には厳しい試験かもしれません。SQLを正確に解釈する力も必要なため、業務でSQLに触れた経験があまりない方は Bronze Oracle Database 12c SQL基礎の勉強をしてから本試験の勉強を始めることをおススメします。
※受験料が高いので、Bronzeの試験まで受ける必要はないと思います。参考書をマスターするイメージで良いと思います。
勉強時間
勉強期間は約3か月、47時間勉強して合格しました。後で解説しますが、勉強方法はざっくり以下の手順です。これをやれば誰でも合格できます。
- 黒本の内容を暗記する
- YoutubeのOracle公式の試験対策ポイント解説セミナーで理解度チェック
勉強のコツ
ここから、具体的に勉強方法を解説していきます。基本的には黒本をやりこめば合格ラインには到達できます。
黒本で基礎を抑える(45時間)
まずは黒本で基礎を抑えます。試験対策はこの1冊で十分でした。
試験範囲が余すところなく網羅されているので、おススメです。この本の内容を暗記できれば、必ず合格できます。
巻末に模擬試験がついているのですが、模擬試験の内容も本番と同程度の難易度で、非常に参考になりました。
私は黒本を4周して重要箇所を暗記する方法を取りました。次に、黒本の使用方法を解説します。
1周目:黒本をざっくり読み
1周目の目的は、全体像を把握すること。浅く広く知識を入れていく作業になります。
黒本は800ページ近くあって、覚えるのが大変です。1周目ではざっくり理解できれば良いです。また、2周目以降に備えてチェックペンを用いるのも効果的です。
私は太字の箇所は漏れなくチェックペンを引いて、2周目以降に暗記できるようにしました。
↑太字などの重要キーワードはチェックペンを用いて暗記した
また、章ごとに確認問題があるのですが、近くに答えがあって、問題を解いている途中で答えが見えてしまうことがあります。2周目以降に備えて、答えも塗りつぶしましょう。
↑問題と答えが近くにあるので、塗りつぶしておくと良い
2周目: 黒本を精読①
1周目で準備が整ったので、2周目からは黒本を精読していきます。1周目でチェックペンを引いた箇所を下敷きで隠しながら読んでいきます。
2周目はキーワードも入りやすくなっているのではないでしょうか。
2周目には巻末の模擬試験も解いてみました。この時点で正答率は7割程度でした。
3周目: 黒本を精読②
1度の精読では覚えきれなかったため、もう一度精読しました。チェックペンを引いた箇所はある程度分かってくるようになると思います。章ごとの確認問題は9割程度は解けるようになっていると思います。
4周目:苦手単元の克服
4周目は苦手単元の克服になります。理解が深まっている箇所は読み飛ばしでOKです。
私は以下の単元が特に苦手だったので、重点的に読み込みました。
- 3章 データベースインスタンスの管理
- 4章 Oracle Net Services の設定
- 6章 表領域およびデータファイルの管理
- 7章 データ格納のための記憶域の利用
各単元の苦手分野が克服できれば受験する準備は整っていると思います。
oracle 試験対策セミナーで実力確認(2時間)
黒本で一通り勉強したら、YoutubeでOracle公式の試験対策セミナーを視聴してみましょう。
投稿から数年経っていますが、本番に近い例題が出題されます。ここで7割解ければ、合格は目の前です。
本番受験時の注意点
私はピアソンVUEのテストセンターで受験したのですが、当日受験して感じたことを書いていきます。
問題は複数選択が中止
本番試験は、複数選択の問題が多く出題されていました。体感6割程度です。
ですが、消去法で絞れる問題が多く、重箱の隅をつつくような問題はありませんでした。
テストセンターで受付を済ませると、荷物を没収される
テストセンターで受験では、受付と同時に荷物をロッカーに預けるように言われました。試験開始直前まで参考書で勉強しようと考えていると、少し不本意な思いをします。
テストセンターで受験する場合は直前の勉強に思い残すことがなくなってから受付することをおススメします。
結果は速攻で分かる
テストセンターの試験のため、試験終了と同時に結果が分かります。結果待ちのストレスがなくて良いです。
また、Oracle公式からの認定証も受験してから24時間程で発行されます。何もかもスピーディで嬉しかったです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はORACLE MASTER Silver DBA 2019に一発合格した合格体験記を書いてみました。
難易度もそこまで高くないので、序盤に述べた以下の勉強方法を実践すれば、必ず合格できる試験だと思います。
- 黒本で基礎を抑える
- oracle 試験対策セミナーで実力確認
今後受験する方の参考になれば幸いです!では!