この記事では、新卒エンジニアは仕事の「スピード」と「質」どちらを優先すべき?というテーマでお話していきます。
この記事を読めば、入社1年目は「スピード」と「質」どちらを優先すべきかが分かるようになるため、
IT業界で働きやすくなります。
・新卒1~2年目のエンジニアさん
・IT業界1~2年目の駆け出しエンジニアさん
では、解説していきます!
結論:「質」を最優先すべき!スピードアップは「質」が確保できるようになってから
結論から言うと、「スピード」よりも「質」を優先すべきです。
みなさんは職場で仕事を任されるとき、どんな感じで任されていますか?
大半の職場では、成果物と期限を上司から示されて仕事をしていると思います。
新人ITエンジニアは図のような感じで、上司から期間を与えられて、「プログラム」という成果物を残すことを依頼されます。
そこで新人ITエンジニアに求められることは以下の2つです。
- プログラムの品質を完璧にすること
- 期限を守ること
なんだ、スピードも品質もどっちも大事じゃねーか・・・って思いましたか?もう少し説明します。
①と②で優先すべきはプログラムの品質を完璧にすることです。
スピードと品質のバランスで上司からどのように評価されるかを下図にまとめてみました。
①のゾーンであれば、作業品質が良く、作業が遅い仕事をした場合、上司は良い評価をする、ということを表しています。
図に表した①~④のゾーンに対する上司の評価を解説します。
①品質が良く、作業が遅い
新卒ITエンジニアなら、品質が良ければ作業が遅くても上司からは評価してもらえます。「時間がかかってもちゃんとやってくれる人」って印象になります。
②品質が良く、作業が早い
品質が良く、作業が早い人は評価してもらえます(当然ですが)。期限も守って品質も完璧なら言うことなしです。「優秀な新人さんだね!」って評価になります。
③品質が悪く、作業が遅い
品質が悪く、作業が遅い人は評価してもらえません(当然ですが)。期限を過ぎてかつ不完全なプログラムを提出されると、「会社来て何やってたの?」って印象になると思います。
④品質が悪く、作業が早い
「品質が悪く、作業が早い」も上司からの印象はかなり悪いです。品質が悪いと、仕事を適当にやっているとみなされてしまうためです。「作業が早い」という評価も得られずに「適当に作業する人」と上司は思うでしょう。
期限内に品質を完璧にできない場合はどうしたら良いの?
期限内にプログラムを完璧に仕上げられない場合はどうしたら良いでしょうか?
プログラムが不完全な状態で、期日に提出してしまうと、
③品質が悪く、作業が遅い
の評価になってしまうので、注意が必要です。
期限内にプログラムを完璧に仕上げられない場合の対策を説明していきます。
事前に報告して期限を調整しよう
期限内に作業を完璧に終わらせることができないかも!?って思ったら、その時点で上司に相談しましょう。
期限を延ばすなり、別の人に手伝ってもらうなり、上司は何らかの対策を立ててくれるはずです。
期限を延ばした上でプログラムを完璧に仕上げれば、上司からの評価は
②品質が良く、作業が遅い
になるので、新卒ITエンジニアとしては合格点をもらえるはずです。
まとめ:品質を確保できるエンジニアは信頼される
私もIT業界8年目になり、新卒の方と作業をすることがあります。
一緒に仕事をしたいのは、遅くても品質が完璧なプログラムを組んでくれる人です。
かく言う私も人の事は言えず、新卒の頃はプログラムが不完全なのに期日が来たので上司に提出してしまったことが何度もありました。
その結果、上司からはコミュ障認定され、部署をたらい回しにされてしまったこともあります。
プログラムや設計書は、10年、20年と残るもの、だから品質が大事
ここまで読んできて、IT業界ってなんでそんなに品質を大事にするの?って思う方もいるかもしれません。
仕事は「質」よりも「スピード」。 「フライング」なら、なおよしって主張する業界もありますからね。
プログラムや設計書は、10年、20年とシステムがある限り受け継がれていきます。なので、私たちITエンジニアはプログラムや設計書の品質にとってもこだわっています。
新卒1年目のITエンジニアさん、業界1年目のITエンジニアさんも品質にこだわった仕事ができれば、上司ともうまくやれるとおもいますよ!
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